死ぬまでに一度は見たい絶景

先日島根県の松江城が国宝に指定され注目をあびていますが、国宝を見るなら鳥取県の断崖絶壁に建つ国宝建築物『三佛寺投入堂』もこの時期おすすめです。

三徳山(標高900メートル)に境内を持つ山岳寺院で、投入れ堂は、役行者が開いたとされる行場ですので、険しい山道を1時間近く登ってようやく辿り着く難所に建っています。全国にある国宝建築物の中でも、実際に見ることが難しいものの一つだと言えるかもしれません。

平安時代後期の建築であることが判明していますが、現代の技術を持っても、このような険しい場所まで資材を運び込むのは大変な労力ですし、岩肌に寄り添うように建てるためにはどんな工事を行ったのか、実際に間の当たりにした人にしか分からない感動があります。