波波伎神社

国譲り神話にて事代主命(コトシロヌシノミコト)が「天栄手」を打って青柴垣に籠った言い伝えの残る波波伎神社。

  • 名称:波波伎神社(ハハhキジンジャ)
  • 住所:鳥取県倉吉市福庭654
  • お問い合わせ:0858-23-2008 倉吉市観光協会
  • 営業:境内自由
  • 定休日:無休
  • 交通アクセス:JR倉吉駅下車、車で約7分
ご利益時流を読み繁栄を呼びこむ 主祭神の八重事代主命は大国主命の御子神で、国土経営の為この地を巡られた時、この社の西方「ワタラガヒ」の地に上陸され、この地方の開拓殖産に務められました。この八重事代主命は、国土を奉献して忠誠をつくされ、献国後は皇室の護り神と成られました。国土を奉献される際、天逆手(あまのさかて)を打って槇垣(青柴垣)に籠ったのがこの波波伎神社といわれています。 事代主命は時代の流れを予知する力を持っていたとされ、また、海のかなたの国からこの世に福をもたらす神「恵比寿」は、八重事代主命の神ともいわれており繁栄を呼びこむ力が宿るパワースポットとも言われています。
石村POINT:掃除に使うホウキの語源説
「伯耆(ほうき)」という古代の地名は、この「波波伎(ははき)」からきているのではと言われがあります。
中国地方の最高峰の大山はその名を伯耆富士とも呼ばれ、出雲の方角、つまり東側から見ると三角形の形をしています。東側は朝日が昇り、その昔から崇められた方位です。東に玄関を作り、毎朝玄関を掃除する慣習が今でも続くのは言うまでもありません。ホウキは神様が宿る神聖なものとして様々な言い伝えが残っていることからも、伯耆富士の形がホウキの形となったと想像できるのではないでしょうか。